株式会社村田製作所は、株式会社指月電機製作所(以下:指月電機製作所)とともに、125℃の高温環境下での連続使用が可能な高耐熱フィルムコンデンサFHシリーズを開発しました。 今後更なる高温保証が求められる環境対応車のコンバータや、モータ駆動用インバータなどに最適な商品です。
当製品は、株式会社村田指月贵颁ソリューションズにて2018年4月から量产を开始し、サンプルは2017年9月から提供する予定です。
近年、ハイブリッド車や電気自動車などの環境対応車に使用される电子部品の市場ニーズは、小型?軽量化、大容量化、高耐熱化などが求められています。
コンバータやモータ駆动用インバータに使用されるコンデンサは、高温保証のニーズが従来にも増して高まっており、また、电源ラインで使用されるコンデンサにおいては自己回復机能*1も求められます。従来の高耐热フィルムコンデンサ*2は105℃までの温度保証が一般的であり、高温域での自己回復机能が働きにくくショートモード故障となる悬念がありました。
村田製作所は、このたび新しい高耐热フィルム材料*3を开発し、指月电机製作所とともに125℃の高温环境下での连続使用が可能で自己修復机能に対応した高耐热フィルムコンデンサを开発しました。これにより従来の高耐热フィルムコンデンサでは対応出来なかった领域への対応が可能となりました。
今后も市场要求に迅速に対応し、市场ニーズに対応した製品を创出してまいります。
◇定格
定格静電容量:10~20μF
定格電圧:450V
◇信頼性
高温負荷:125℃/450V 2000h
耐湿負荷:85℃/85%RH/450V 1000h
耐熱衝撃:-40℃⇔125℃ 1000サイクル
※1:セルフヒーリングと呼ばれる机能で、ショートモードでの故障を防ぐ机能です。
※2:ポリプロピレンフィルムを诱电体としたフィルムコンデンサ。当フィルムは105℃を超える高温保証は难易度が高いとされています。
※3:热硬化性树脂に分类されるフィルムを诱电体に用い、125℃连続使用が可能となりました。
村田製作所はセラミックスをベースとした电子部品の開発?生産?販売を行っている世界的な総合电子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析?評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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