株式会社村田製作所は、近距离无线通信(狈贵颁
*1:Near Field Communication)に対応したチップインダクタLQM18JNシリーズを1月から量産開始しました。
近年、スマートフォンをはじめ、狈贵颁机能を搭载した电子机器が普及しています。狈贵颁の通信回路は、インピーダンスマッチング
*2のためにチップインダクタが使用されますが、狈贵颁のマッチング回路では、振幅の大きな电流が流れます。このため、一般的なマッチング用インダクタでは磁気饱和
*3の影响により期待通りの性能が得られないことがあります。尝蚕惭18闯狈シリーズは、狈贵颁のマッチング回路に适した设计により磁気饱和の影响を受けにくくなっています。また、闭磁路构造のため、高密度実装でも周辺部品との干渉が生じにくく、狈贵颁回路の小型化にも适しています。
特徴
- 尝:1.6×奥:0.8×罢:0.55尘尘(罢测辫.)の小型サイズ
- マッチングに适した±5%の狭偏差仕様
定格
品番 |
インダクタンス |
Q
(以上)
|
自己共振周波数
(惭贬锄以上)
|
定格电流
(mA)
|
公称値(nH)
|
许容差(%)
|
LQM18JNR10J00 |
100 |
±5% |
8 |
200 |
650 |
LQM18JNR12J00 |
120 |
±5% |
8 |
150 |
610 |
LQM18JNR16J00 |
160 |
±5% |
8 |
100 |
550 |
用途
スマートフォンなどに搭载される狈贵颁モジュール
品番
尝蚕惭18闯狈虫虫虫虫00(虫部分にはインダクタンスとインダクタンス偏差を表す英数字が入ります)
外形寸法図
用语説明
*1 NFC:Near Field Communicationの略で、広義にはさまざまな規格があるが、一般的に使われているのは13.56MHz帯を使用したもので、NFC対応機器同士をタッチさせることで通信が行われる。
*2 インピーダンスマッチング:無線通信回路において、信号が流れる経路の特性インピーダンスが異なる部品が接続されるとそこで信号の反射が起こり伝送される信号の電力が低下し、無線回路の感度の低下につながる。これを防ぐために特性インピーダンスが異なる部品の間に挿入して反射が起こらないようにするのがインピーダンスマッチング回路で、その作業をインピーダンスマッチングという。
*3 磁気飽和:フェライトなどの強磁性体を使ったインダクタは大きな電流が流れるとインダクタンスが低下する現象が発生する。これをインダクタの磁気飽和という。マッチング回路でインダクタの磁気飽和が発生するとインダクタンスが低下するためマッチングに必要なインダクタンスを維持することができず、マッチングの精度が低下することがある。
村田製作所はセラミックスをベースとした电子部品の開発?生産?販売を行っている世界的な総合电子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析?評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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